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一乗谷 朝倉氏庭園

  • ysentian78
  • 2024年9月27日
  • 読了時間: 2分


先日、福井県は一乗谷までおよそ450年前から残っているとされる庭、石組みを見に行ってきました。

一乗谷は朝倉氏が居を構えた場所であり、小高い山に挟まれた場所に位置します。

多い時で一万人もの人が住み生活していたといわれており、当時の京都、大阪に次ぐ人口だったそう。


遺跡内に全部で4つの庭が現存しており、どれも池泉の形式をもつ庭園となっています。

どの庭も、当時の建物から鑑賞できるように設計されていたようです。



今は枯池ですが、山からの導水路が発掘されたようで当時は水をたたえた池だったようです。

力強く迫力のある滝、護岸石組み

館からの眺望を考えて、奥に力強い立石が据えられている模様

滝石組と護岸の入り組み

池じりからの眺望 

山手に立石が目立つ

一乗谷の庭園は、石組みを覆い隠すような植栽が一切ないので、よく観察できます。



およそ450年前の戦国時代から残っている石組み

石組みこそが、庭の醍醐味、真髄だと考えている私にとって、これだけの石組みが現代に残り、こうして見れていることにロマンを感じます。



植栽、建物は時間とともに変化したり朽ちていったりしますが、石はそういった変化の影響を受けずらく、きちんと据えられたら姿形変わらず、ずっと残り続けてくれます。


石組みは、時代を超えて人を感動させてくれる可能性を持っていて、それこそが、石組みを仕事にできる庭師というの職業のロマンだと思っています。

この庭のように、自分のつくった庭が、長い間残って多くの人間に見てもらえる可能性があると思うと、やる気が湧いてきます。

当時の人間はやっているのですから、できないことではないと思います。



今回、改めて、自分は庭における石組みが好きということと、ロマンを感じることができたと思います。

大きな目標に到達できるように、日々の仕事を、ひとつひとつ大切にやっていきたいと思います。




 
 
 

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