元々あった中庭をできるだけ現場にある材料を利用して、造り変えて欲しいというご依頼をいただきました。
既存の小さな池を解体し、景石を掘り出して表情を確認。
古くから庭園の題材となっている、鶴、亀を石組みで表現させていただきました。
背景のブロック塀は、建仁寺垣で化粧することによって、景全体を引き締めてくれます。
石組みという確かな庭の骨格の上で、イロハモミジのやわらかい新緑、紅葉、寒中の椿の花など、四季のうつろいを感じられる庭とさせていただきました。
今後の樹木の成長とともに、熟成されていく庭の雰囲気が楽しみな庭となりました。